板バネは何種類の形に分けられますか?

板バネは多板バネと少数板バネの 2 つの形式に分けられ、それぞれに長所と短所があります。

板バネには 2 つの形式があります。

(1) 多板バネ：長さ、幅の異なる複数の鋼板を重ね合わせて構成されています。複数の板バネの鋼板は、最も長い鋼板が上、最も短い鋼板が下になるように逆三角形に積み重ねられています。鋼板の枚数は支持するバスの重量に関係します。鋼板が厚く、短いほど、ばねの剛性は大きくなります。しかし、板バネを長期間使用すると、板バネ同士が摺動し、異音が発生します。鋼板間の相対摩擦によってスプリングが変形し、不均一な駆動が発生する可能性もあります。

(2) 小型板バネ：両端が薄く、中央部の幅と長さが等しい鋼板を重ねて構成されています。数枚の板バネの鋼板断面は大きく変化しており、中間から両端にかけて徐々に断面が変化しています。そのため、多板バネに比べて転造工程が複雑になり、価格も高価になります。複数枚の板ばねと比較すると、同じ剛性（つまり、同じ耐荷重性）の下で、数枚の板ばねは複数枚の板ばねよりも約 50% 軽くなり、燃料消費量が削減され、運転の滑らかさが向上します。さらに、少数の板バネ間が点接触するため、相対的な摩擦や振動が軽減され、乗り心地が向上します。